SurfGate2 ゲートウェイ

本項目では、SurfGate2 external_link について、ゲートウェイのセットアップ方法を記載する。

作業対象のプラットフォーム

クラウド BRICK eIoT クラウド のみ作業

オンプレ BRICK eIoT Application Plus+ (オンプレミス環境) のみ作業

共通 クラウド・オンプレ共通の作業

Table of Contents

機材のセットアップ 共通

機材一式

  • SurfGate2 本体 x 1
  • 電源アダプタ x 1
  • 汎用アンテナ(Wifi, LTE 用) x 2
  • Sub-GHz アンテナ(LoRaWAN 用) x 1
  • LAN ケーブル x 1
  • USB TypeA-TypeC ケーブル x 1
  • SIM カード(オプション) x 1
    • LTE 通信を使用しない場合は不要(本手順では使用しない)
    • 必要な場合は、microSIM を準備すること

機材接続

ハードウェア接続
① 電源アダプタ(DC)
② USB-TypeC 挿入口
③ LAN ポート (ETH1 PoE)
④ 汎用アンテナ(LTE)
⑤ SIM 挿入口 x 2
⑥ 汎用アンテナ(Wifi)
⑦ Sub-GHz アンテナ(LoRaWAN)

SIM の挿入/取り出し方法

LTE を使った通信を行わない場合は、本手順は不要。
  • SIM カードは、本体の電源投入前に挿入しておく必要がある
  • SIM スロットは、2つ用意されており、SIM1 に挿入された SIM が優先される
    • SIM1 が通信不可の場合、SIM2 が有効となる
  • SIM カードを挿入する際は、カチッと音が鳴るまで押し込む必要がある
    • 無理に押し込むと、取り出せなくなる場合があるため、SIM カードの向きに注意して入れること。

SIM1

SIM1挿入

SIM2

SIM2挿入

電源 ON / OFF 共通

  • 電源 ON
    • 電源アダプタをコンセントへ挿入する。
  • 電源 OFF
    • 電源アダプタをコンセントから切断する。
停電対策として電源 OFF 後もしばらく起動している。

ネットワーク設定 共通

SurfGate2 は、複数のネットワーク構成にて、動作させることができる。
本項では、有線イーサネットワークWifi ネットワーク の構成について記載する。

どちらの構成でセットアップするかは、自身の環境に合わせて選択すること。

有線イーサーネットワーク

有線LAN接続

Wifi ネットワーク

無線LAN接続

ログイン

Web ブラウザのアドレスバーに http://192.168.1.1 を入力する。

設定用 PC が所属する LAN のネットワークアドレスが 192.168.1.0/24 の場合は、SurfGate2 のネットワークと重複するため、ルータと切断した状態で実施すること。

ログインページ

ログイン画面が表示されるので以下のログイン情報を入力する。

UsernamePassword
adminadmin

※パスワードを変更している場合は、変更したものを入力すること。

SIM カードが接続されていない場合は、エラーダイアログが表示される。
LTE 通信を使用しない場合は、OK ボタンを押下する。使用する場合は、一度電源を切りSIM の挿入/取り出し方法を参照して、SIM カードを挿入する。

SIMエラーチェック

パスワード変更のダイアログが表示されるので、「Modify now」を押下してパスワードを変更する。(推奨)
変更しないのであれば「Change it Later」を押下する。

パスワード変更

ダッシュボード表示され、ログインが完了する。ログアウトする場合は、右上の Log Out を押下する。

ダッシュボード

LAN 設定

本手順は、ルータ(DHCP Server)から割り当てられる IP アドレスが 192.168.1.0/24 の場合のみ必要な手順である。

SurfGate2 がデフォルトで所属するネットワークは、192.168.1.0/24 となっているため、ローカルネットワークのアドレスと重複する場合は、LAN 設定を変更する必要がある。

以下は、SurfGate2 の LAN 設定を 192.168.100.0/24 に変更する例である。

LAN設定

設定を変更すると、SurfGate2 が再起動するので、再度ログインから操作をやり直す。
その際は、Web ブラウザのアドレスバーに http://192.168.100.1 を入力すること。

有線イーサネット設定

本手順は、有線イーサーネットワークの場合に行うこと。

ETH1 を DHCP クライアントとして動作させるため、LAN/WAN Mode を WAN に設定する。

有線イーサネット設定

Wifi 設定

本手順は、Wifi ネットワークの場合に行うこと。

Wifi ルータの SSID / Security Type / Wi-Fi Password を手動で入力して、接続を行う。

Wifi設定

OK ボタン押下後に、Wifi ルータと接続できると、ステータスが Connected に変わり、IP アドレスが割り当てられることが確認できる。

ネットワーク接続状態

LoRaWAN の設定 共通

設定のための接続

セットアップするネットワーク環境に合わせて 有線イーサネットワーク または Wifi ネットワーク を参照。

ログイン

ネットワーク設定と同様。

ゲートウェイの登録

IoT タブ → LoRaWAN を選択して、ゲートウェイ ID を確認する。

ゲートウェイID

この Gateway ID の値をメモしておき、BRICK eIoT クラウドへ登録する

ゲートウェイの LoRaWAN 設定

ゲートウェイを登録すると、下記のファイルが入手できる。

  • cups.trust
  • cups.uri
  • E47DEBfffeE519E6.cert.pem ※ ゲートウェイ ID によって名前は変わる。
  • E47DEBfffeE519E6.private.key ※ ゲートウェイ ID によって名前は変わる。
  • lns.trust
  • lns.uri

太字で記載したファイルを Basic Station の設定にて使用する。Semtech UDP の設定では、使用しない。

Basic Station による設定 クラウド

ゲートウェイを Enabled にし、各設定を以下のように行う。

ゲートウェイのLoRaWAN設定

Start ボタンを押下してしばらくするとステータスが Connecting に変化し、クラウドへ接続できると Connected に変化する。

ゲートウェイのLoRaWAN接続_BadsicStation

Semtech UDP による設定 オンプレ

ゲートウェイを Enabled にし、各設定を以下のように行う。

NS Server Address は、BRICK eIoT Application Plus+ サーバ の IP アドレスを設定する。

IP アドレスを確認するには、オンプレサーバのIPアドレス確認を参照。

ゲートウェイのLoRaWAN設定_SemtechUDP

各項目を設定したら OK を押下して反映する。

Start ボタンを押下してしばらくするとステータスが Connecting に変化し、サーバへ接続できると Connected に変化する。

ゲートウェイのLoRaWAN接続_SemtechUDP

以上で、SurfGate2 の LoRaWAN 接続は、完了となる。