Dragino ゲートウェイ

本項目では、 LoRaWANゲートウェイ LPS8N-JP external_link モデルについて、ゲートウェイのセットアップ方法を記載する。

公式マニュアルは、こちら external_linkを参照。

作業対象のプラットフォーム

クラウド BRICK eIoT クラウド のみ作業

オンプレ BRICK eIoT Application Plus+ (オンプレミス環境) のみ作業

共通 クラウド・オンプレ共通の作業

Table of Contents

機材のセットアップ 共通

  • Dragino GW 本体 x 1
  • LoRa バイポーラアンテナ x 1
  • USB TypeA-TypeC ケーブル x 1
  • AC電源 ソケット x 1
  • 4G アンテナ x 1 オプション
  • マイクロ SIM カード x 1 オプション

機材一式

DraginoGW本体
DraginoGW付属品

機材接続

ドラギノGW接続(編集).png
① USB TypeA-TypeC ケーブル(電源ポート)
② LAN ケーブル
③ 4G アンテナ
④ LoRa バイポーラアンテナ
⑤ マイクロ SIM 挿入口

SIM カード挿入位置

LTE を使わない場合は、本手順は不要。
  • マイクロ SIM カードは、本体の電源投入前に挿入しておく必要がある
  • マイクロ SIM カードを挿入する際は、カチッと音が鳴るまで押し込む必要がある
  • マイクロ SIM カードの表裏と前後に注意して入れること。
    • 無理に押し込むと、取り出せなくなる場合があるため、下記の画像を参照すること。

SIMカード挿入位置

電源 ON / OFF 共通

  • 電源 ON
    • USB TypeC ケーブルを ドラギノ GW 本体へ挿入する。
  • 電源 OFF
    • USB TypeC ケーブルを ドラギノ GW 本体から切断する。

正常に電源が供給されると、パワー LED が 赤色点灯する。

Web UI へのアクセス 共通

ゲートウェイ本体の LPS8N-JP へアクセスするためのネットワーク接続は以下の方式がある。

① LPS8N-JP 内蔵の WiFi AP 経由で接続
② ルーターから DHCP IP でイーサネット接続
③ ルーターから DHCP IP で WiFi 接続
④ フォールバック IP でイーサネット接続

本項では、② ルーターから DHCP IP でイーサネット接続 の方式でアクセスを行う。
それ以外の方法については、公式マニュアル external_linkを参照すること。

ルーターから DHCP IP でイーサネット接続

イーサネット接続

LPS8N-JP のイーサネットポートをルーターに接続すると、LPS8N-JP は、ルーターからIPアドレスを取得
する。ルーターの Web UI で、LPS8N-JP に割り当てた IP アドレスを確認することができる。

ルーターの Web UI 操作方法については、使用しているルーターの説明書を参照してください。

Web UI へのアクセス

PC のブラウザを開き、http://(IPアドレス):8000 を入力すると、ログインのポップアップが表示される。
例えば、ゲートウェイの IP アドレスが、192.168.1.52 の場合は、http://192.168.1.52:8000 となる。

ログイン画面

デフォルトのログイン情報は以下となる。

ユーザー名パスワード
rootdragino

正常にログインできると、トップページが表示される。

トップページ

SIM の設定 クラウド

LTE を使わない場合は、本手順は不要。

事前に、SIM カードを挿入しておくこと。

SIM カードの設定

メニューバーの Network → Cellular を選択して、APN Pincode Username Password を設定し、Save&Apply を押下する。
各パラメータは、SIM カードの説明書を参照すること。

SIMカード設定

「Use Cellular as Backup WAN」を有効にしておくと、イーサネットや WiFi が使えないときには SIM を使ってインターネットに接続し、イーサネットや WiFi ネットワークが再び使えるようになったら自動的に切り替わる。

正常に認識すると、Home 画面の Cell が有効となる。

SIM接続有効

LoRaWAN の設定 共通

ゲートウェイの周波数設定

メニューバーの LoRa → LoRa を選択して、周波数帯を AS932-1 へ設定しておく。

LoRa周波数設定

ゲートウェイの登録

メニューバーの LoRaWAN → LoRaWAN -- Basic Station を選択して、ゲートウェイ ID を確認する。

ゲートウェイID

この Gateway ID の値をメモしておき、BRICK eIoT へ登録する

ゲートウェイの LoRaWAN 設定

ゲートウェイを登録すると、下記のファイルが入手できる。

  • cups.trust
  • cups.uri
  • a84041ffff24b308.cert.pem ※ ゲートウェイ ID によって名前は変わる。
  • a84041ffff24b308.private.key ※ ゲートウェイ ID によって名前は変わる。
  • lns.trust
  • lns.uri

太字で記載したファイルを Basic Station の設定にて使用する。Semtech UDP では、使用しない。

Basic Station による設定 クラウド

メニューバーの LoRaWAN → LoRaWAN -- Basic Station を選択する。

ゲートウェイの Service Provider を Amazon IoT -- Basic Station を選択し、各設定を以下のように行う。

ゲートウェイのLoRaWAN設定_BasicStation

項目ファイル説明
CUPS URIcups.uriファイルの中身を入力する。
LNS URI---不要
CUPS trustcups.trustファイルをアップロードする。
LNS trust---不要
Private keya84041ffff24b308.private.keyファイルをアップロードする。
Cert pema84041ffff24b308.cert.pemファイルをアップロードする。

各項目を設定したら Save&Apply を押下して反映する。

1ファイルずつしかアップロードできないため、一回アップロードしたら、「ファイルを選択」でアップロードファイルをつど選択する必要あり。

正常に動作すれば、BRICK eIoT クラウドと接続が確立される。

Semtech UDP による設定 オンプレ

メニューバーの LoRaWAN → LoRaWAN -- Semtech UDP を選択する。

Primary LoRaWAN Server の Service Provider を Custom / Private LoRaWAN を選択し、Server Address に、BRICK eIoT Application Plus+ サーバ の IP アドレスを設定する。

IP アドレスを確認するには、オンプレサーバのIPアドレス確認を参照。

ゲートウェイのLoRaWAN設定_SemtechUDP

各項目を設定したら Save&Apply を押下して反映する。正常に動作すれば、BRICK eIoT Application Plus+ と接続が確立される。